observer

シュレディンガーの猫。と言えば誰もが耳にしたことがあるだろう。問い、というよりもパラドックスの一つ。
中身が観測できない状態の箱の中には、生死のわからない猫がいる。そんな話。正確には量子力学への解釈批判の一つなんだけど、喩え話があまりに残酷だからかなんなのか、妙に有名になってきた。
あんまよくわかんないって人はニコニコ大百科の説明が不謹慎にも面白いのでオススメ。この説明には大変お世話になりました…暇人って天才になりうるよ、マジで。


で。昨日も話した「SPEC」ではこう書かれていた。
観測する者は自ら観測系の中に飛び込まなければならない」。
つまり箱を開けもしないで確率を計算で導いてても意味がない、と。


結局、人は観測者(=傍観者)たりえないのだなぁ。どこまでも当事者だ。
未知の領域があるなら、そこに踏み込む以外にない。
だからこそ賢明でありたがる人ほど足踏みもするんだろうが。