2010-01-01から1年間の記事一覧

evolve

やー、2010年は相当しんどかった。 苦難の年であり受難の年。今までの生き方がいかに甘かったかを痛感した。 …こういう節目、苦手なのよね。本人が大して重要視してないもんで。畏まるのもむず痒い。 大事な人にはたくさん出逢えました。その偶然には感謝。 …

erosion

あーたんの絵から生まれた窒息ダイヤモンドが遂に完成した。曲はこちらから。詞先だが、音が出来上がった後に大分変形したので曲先かもしれない。 くーさん*1という信頼できる相手だったので変則的なやり方ができた。出来栄えには大変満足している。 ■「灰に…

inflammation

声が出ない。 そういう時に限って誰かと話したい、なんてね。風邪で弱ると人恋しくて参るや。 食欲はある。だが喉の炎症のせいで碌に飲み込むことができない。 辛いし苦しい。でもいっぱいいっぱいな中で生きているな、とも思う。 A「苦しくて苦しくてどうし…

muddy

ツメが甘い性格が災いして年末に風邪をひくとはな。 薬がないと声も出ない状況です。そして薬が効くと睡眠の泥濘に沈むのです。何もできませんわ(^o^) さて、6th.が週刊ボカラン8位だったりする中、無力さんの1st albumのクロスフェードデモが投下されて…

spoiled

予想通りの理由で歌詞を叩かれたが、予想以上に数が多かった。 考えが甘かったのだと猛省している。 理解させる気が全くなかったのだ。 A「理解できないモノに寛容になれる人はそういないんだよ」 そのようだね。 わからなくてもハッタリでもカッコ良さを感…

perception

多分、ミク曲の中では今年一番多く聴いた曲。 yplさんのどの曲にも共通して浮遊感と透明感がある。中でもperceptionは雲の上を歩いているよう。 もっと言うなら地に足がついていない感覚。そして、“私”という個の存在が曖昧になる。 何処にでもいるし、何処…

Your Pianist

無力Pの1st album『Your Pianist』の収録曲を一挙解説! 特設HPはこちら、 クロスフェードデモはこちら。 01.Overture ―From here, to where. 無力Pがproduceするアルバムのoverture(序曲)は、息吹から旋律へと躍動するinstrumental。 02.6th.―それは6番目…

sixth

無力さんと作ったアルバムの2曲目が大々的に投下されました。 動画はこちら、歌詞はこちらです。 ■seeing is NOT believing 6th.のキーワード。 「目に見えるものが全てではない」、というような気持ち。 ■first impression いつも曲を聴くと、最初から降っ…

tranquil

掠れた吐息のように。覚束ない溜め息のように。彼女はひっそりと歌っている。 水辺、のような場所なのだが、何故か森林のイメージも浮かぶ。静謐な空間。木にもたれて、うっすらと瞼を閉じるような。 そこには雨が降っている。音も無く。あなたはそれを吸い…

irresolute

ブログ初サボリは大規模な忘年会が原因。 良い酒を呑めました。その場限りでも嫌なことを吹っ飛ばせる酒の力は偉大なり。 * 12月頭から不在だったAが帰ってきた。予定よりは早いけど随分と待たされた気分。 近況報告をしつつ今後について話し合いをせねば。…

madly

「金木犀と黄金の穂」 鮮やかな色。躍動する金色。 「さんさん太陽見上げては/しあわせどっかにうかんでろ」 眩しすぎる景色と、毒を孕む言葉。 極めつけに、KAITOとレンが滔々と歌い上げる一文。 「愛は 増え/されど/恋は ひとつだけ」 心臓を撃ち抜かれる…

unreasonable

izumiさんの弦の音には、心が実直に反応する。 理不尽なまでに打ち震えたのはNever.。歌詞を見てくれ、歌詞を。 誰にも会いたくない みんな死んでしまえばいい 釜飯が炊けそうで 味噌汁を作ろう 何だこれは。そして後半など何を言っているのかわからない、聴…

performance

VOCALOIDは歌うソフトであり、talkingは不向きだ。 だが科学のための世界演劇を聴くと、語ることそれだけで歌なのだと思えてくる。 何だろうなあ、このグイッと押し上げられる感覚。 伴奏と声の抑揚のシンクロ。卓越した演説には力がある。 ただの音読などで…

metronome

エレクトキタニカ。のメトロノオム。は出だしから独自の世界観へと突き落とされる。 息苦しいような、頭が痛くなるような。重い、という感覚だろうか。そのくせ地に足が付いていないかのような浮遊感。 何処に居るのか、何処に行けばいいのかわからない迷子…

copyright 4

― ― ― study5...私的複製はOK! 他人の著作物を勝手に複製、つまりコピーしてはいけない。これが著作権の効力だという話は既にした。 「じゃあさー、借りたCDから音源をパソコンにコピーしたりするのも違法なの?」 答はNO。それは私的複製とみなされるので問…

tide

11月は主に無力さんと動いた。他の方とのコラボも含めれば4曲ほど書いたことになるのかな。 だと言うのに12月になってからはパッタリ音沙汰なし。波があるなぁーとまったりしていたところ、今日で2つコラボの予定が入る。 読めない波。でも大体、自分から動…

K

(其の者、罪深き存在にて磔刑) 落日を掲げし八景。 落日を讃えし憧憬。 神の望まざる造詣。 人に降りたる天啓。 弛まず紡ぐは奇計。 明け星は今も炯々。 生も死も等しく滑稽。 然らば散らん。拝啓、私の命は本日限りに御座いました。 * * * 今日は「ケ…

observer

シュレディンガーの猫。と言えば誰もが耳にしたことがあるだろう。問い、というよりもパラドックスの一つ。 中身が観測できない状態の箱の中には、生死のわからない猫がいる。そんな話。正確には量子力学への解釈批判の一つなんだけど、喩え話があまりに残酷…

details

滅多なことではテレビを観ない性分ですが、今期の「SPEC」だけは録画してガッツリ観てます。 無駄なキャラ設定、無駄な背景の小ネタ散りばめっぷりがたまらない。 ストーリーと俳優頼みにならないスタッフの心意気には本当に惚れる。 誰かに名を売るわけでも…

binomial

「二項対立は基本的に三項対立であり、三項目は分母に回って二項対立の構造を支える」ことについて。 たとえばmanとwoman、この二つは決して平等な二項対立ではない。 man(人類)という基盤があってこそ、man(男)とwoman(女)に区別される。おまけに「人…

phantom

定期的にtwitterやめたくなる病がまた発生している。 twitterで良好な関係を築けている人も居る。イトカワとか雨傘さんとか。 そういう人たちとの緩やかな、だけど確かな交流は失くしたくない。のだが、もう何を呟いても自己顕示欲の延長に思えて、それは自…

stylish

ボカロの息遣いについて書いたけど、もう1曲紹介したい曲があったり。 psgmaniaさんが編曲した灰から少女。 最近またリピートしている。導入部の「voice」のインパクトはまるでハッと息を呑むような。 この曲も、聴いていて何故か呼吸を意識してしまう。何故…

greed

欲求 …生きていく為に必要不可欠なモノを求める衝動。節度に基づく。 ex)食欲、睡眠欲、性欲*1 欲望 …生きていく為に不必要でも求めてしまう衝動。限度がない。 欲望に終わりはない。 欲望とは生命の営みと関わりのない過剰そのものだから。フロイトに言わせ…

breathe

ボカロの“息遣い”って、人のソレより生々しい。 吸って、吐いて。人にとっては当たり前な無意識の作業。だけども機械にとっては当たり前じゃない。 だからこそ機械の息遣いは、良い武器になる。 呼吸音が印象的なのは「アロウズ」。 PVも相まって、アロウズ…

collision

喧嘩して仲直りした。 コミュニケーションを諦めた時、人と人はもう終わってしまうんだと思います。 どちらかが放棄すれば通じなくなる。 呆気ない。とても、脆い。 誰かと誰かが通じてる、会話ができるって、なかなかに凄いことかもしれん。

copyright 3

― ― ― study4...登録は不要です アルファベットのCを○で囲ったマークを見たことがあると思う。 あれはコピーライトマークと言って、その名前の通り作品の著作権を主張しているマークのこと。 この作品には著作権がありますから勝手に複製とかしちゃいけませ…

museum

くすんだ匂い 靴音と呼吸音と 一瞬後に響く静謐 ぼやけた森と空 曖昧な頬の輪郭 意味あり気な微笑 まぎれこんだ赤 計算ではない角度 塗りつぶされたキャンバスの白さ ノイジーなシャッター音 殺しきれない笑い声 意図的な配置 曲がり角の向こう 控えめなスポ…

copyright 2

デカい騒動が起こっている。 それが何かを知らない人はそのままで良いと思っている。広める気はない。 知る機会があったら、できれば自分の耳で確かめて、前後確認くらいはして欲しいなと願う。願うだけ。 ただ私にできることがあるな、と思った。ので、ひっ…

copyright 1

小生は著作権について学んでいる。 非常に幸運なことに、著作権問題ではかなりのお偉方(通称:理事長さん)の下で学んでいる。 中国・韓国等の諸外国で“著作権”に関しての認識度が低いと日本は叫んでおられますが、果たして日本人の“著作権”認識度ってどん…

indulgence

「好き」という言葉を免罪符代わりに使う人間が大嫌いだ。 好きだから、何でも知りたくて。 好きだから、妄想してみちゃって。 好きだから、好きだと言って。 好きだから、追いかけて。 「だって好きなんだもん!」 そうだね。好きなんだもんね。しょうがな…