2014-01-01から1年間の記事一覧

2014 translation

翻訳篇。去年ほど力を入れていないけれど、思い返せばちょこちょこ読んでいるなぁという印象。 さよならを待つふたりのために (STAMP BOOKS)作者: ジョン・グリーン,金原瑞人,竹内茜出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/07/26メディア: ペーパーバックこ…

2014 fiction

こちらは恋愛小説が主ですかね。昔はあんまり着手しなかったけど、読んで共感できるようになってきたので、大いなる進歩だと自分でも思います。 東京タワー (新潮文庫)作者: 江國香織出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/02/28メディア: 文庫購入: 1人 クリ…

2014 SF

今年もいろいろありましたが、最も語り易いのではと思ったので2014年の読書を振り返ります。 普段は読書メーターで備忘録としてメモ的に書き残していますが、ここではもう少し俯瞰気味に書けたらいいな。 まずは今年特に力を入れたSF篇。 象られた力 kaleids…

2014 painting

最後になりました。これも気軽に手を出せなかったけど図書館サマサマのお蔭です、画集篇。プラス、行き場を失ったけど入れておきたいαも一緒に。 ムーミン画集 ふたつの家族作者: トーヴェ・ヤンソン,冨原眞弓出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/03/26メデ…

2014 illustrated

図書館に通うようになってから、「そうか、子供の利用者が多いから絵本が潤沢にある筈…!」と思い至り、今まで気軽に読めなかった分貪欲に読み漁っています。というわけで絵本篇、参りましょう。 ビロードのうさぎ作者: マージェリィ・W.ビアンコ,酒井駒子出…

critic

批評、という言葉に堅苦しさを感じるあなたへ。 * * * たとえばあなたが、とても好きだと感じた作品があるとする。本でもいいし、音楽、アニメ、映画、絵画でもいい。むしろ作品でなくたって構わない。人や動物でも構わない。家族、友人、恋人、芸能人、パグ…

guardian

アルバムトランジスタの道化団から、狛犬の双音が動画として投稿されました。 呪術的なフレーズをこれでもかと散りばめることを目的に据え、ゴリゴリと組み立てた一作です。華美で絢爛、ド派手な打ち上げ花火のように。ikaさんも仰っているように、「夏の終…

riding!

MOSAIC.WAVの13thシングル「MUSIC FOR RIDING!」はロードバイク×アキバPOPという摩訶不思議な組み合わせ。 初回特典で付いてくるCDの2曲を作詞しました。どちらも「MUSIC FOR RIDING!」に収録されている曲の歌詞違いなので、聴き比べてもらえると一層愉しい…

downpour

灰ノ詩は情緒不安定な曲だ。 思い出を懐かしむように甘く歌っていたと思ったら、痛みに引き攣ったように激情を訴える。 リンの悲しみが、驟雨でも洗い流せないほど身と心に沁み付いた悲しみが聴こえる。 この雨が慈愛というなら いなくなれ 強く強く、刺し込…

celtic

ネットチルナノグ。呪文のようなそれを唱えれば、春の精霊が舞い降りて共に踊り出す。 ケルティックな懐かしさと、驚異的なまでにポジティブでリズミカルな音の群像がたまらない。 手に手を取って、大地のビートで、野原の草を蹴って、炎の揺らめきに合わせ…

eve

それは彼女が彼女として産まれ落ちる前夜の物語。 なんて単純で実直な歌なんだろう。 「響いて」 そんなまっすぐな想いで、届けと祈るように歌って。 それでも軽やかな音の数々が、星のように瞬くから。胸の内を掻き鳴らすようにギターが叫ぶから。 決して凡…

escapism

カラスヤさんのリンは絞り上げるように歌う。弱さを、退屈を、憂鬱を、諦めを。 これはある逃避の空想。 完全犯罪を ついに君は成し遂げた 三月の空 揺れるスカート 物憂げに笑う 明日に逃げ込んだ 目をつぶったままで 傷口の中で 「君のせいだよ ねぇ、そう…

blue-gene

センチメンタル・アンドロイドに引き続き、heartsnative3からトランジスタの道化団シリーズ第3弾が投下されました。 今回はアルバム6曲目、寡黙な旧型機械ガトーの過去の物語。 動画はこちら、歌詞はこちらからどうぞ。 ■character〈科学者〉 とある目的のた…