jellyfish

CROWWORDことくーさんとは、相変わらず水面下でひっそりひっそり歌を作り続けています。
この曲を今年中に動画にしてお届けできたのが、本当に嬉しい。
めお氏のハッとさせられる絵も素敵なんです。
ほろほろとほどけゆく、でんしのうみのつき。動画はこちら、歌詞はこちら


■first impression
だあれもいない うみのそこ。
どうせ沈むなら、くらげがいい。くらいうみでぼんやりひかるつきになる。


■電子の「僕」
pixivやtwitterを見ていて思うのですが、皆さんとても愛がある。
1クール限りのアニメキャラクターを熱烈に愛し、好きすぎて辛いとまで悲鳴をあげながら、また次のシーズンには別のキャラクターに狂おしいまでの恋をする。
愛にもまた流れがあり、流行り廃りがあるのでしょう。
一時期だけ溢れんばかりの愛情を注がれ、そうして愛されなくなってしまったからっぽな存在。それが「僕」です。


その愛が偽物だとは言いません。だけど、まるで使い捨てじゃないか。
見ていてほんの少しつらくなったので、かなしい恋のうたを書きました。
熱狂的で、夢見がちで、一瞬だけ目眩のするような閃光を放ち燃え尽きてしまう恋。
恋って、何でしょうね?


そんなことを考えもしない「僕」は、電子の海で溺れ続けている。
うっすらと満足そうに浮かべた笑みも、ひたすらに透き通っていく。