copyright 2

デカい騒動が起こっている。
それが何かを知らない人はそのままで良いと思っている。広める気はない。
知る機会があったら、できれば自分の耳で確かめて、前後確認くらいはして欲しいなと願う。願うだけ。
ただ私にできることがあるな、と思った。ので、ひっそりと隠密活動中。


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study3...インセンティブとしての著作権


昨日書いたように、著作権とは著作者以外の複製を禁止する権利である。
しかし私は見事に書き忘れていた。「どうしてダメなの?」という点を。
つまり、こういう説だってあるだろうことを失念していた。


「えー、コピーしちゃダメってどういうことー? どんどんコピーして広まれば、もっとたくさんの人に愛されていいじゃん!」


はい、ここで著作権の重要な目的、incentiveインセンティブ)という概念を導入しましょう。


たとえば、あなたが素敵な作品を生み出したとしよう。\ヤッタネ!/
その作品を世に出したら、いろんな人に賞賛をもらえたり。もしかしたらその作品でお金が入ったりするかもしれません。これってご褒美ですよね。
ところが、もしも世界に著作権がなかったら、複製し放題。素敵な作品はすぐにパクられて他の人が発表したり。与えられるはずだったご褒美はあなたの手に入らず、横取りされてしまう。
これって、不当ですよね。おまけにやる気なくなりますよね。
どんなに良い作品を作っても他の人の手柄になるなら、もうどうでもいいわーってなってしまう。


こうなると、文化なんて簡単に崩壊します。みんながやる気なくしたらそりゃ何も発展しないわ。
文化を守るために、インセンティブとしての著作権は存在する。


インセンティブとは「刺激」「励み」「報奨金」と言った意味。

そしてインセンティブとしての著作権とは、著作者が受けるべき正当なご褒美を守るためにある。というわけ。