amorous

夢少女のリンの声は何とも特徴的だ。
レトロな曲調に同調してしっとりと歌い上げることはせず、少女の危うさを香らせる。
歌詞の小難しさと散文的な視点も良い役目を果たしている。この少女は掴み所がない。


色彩褪せた恋文に 空回る風車
其れは、遠いいつかに終わってしまった話。


口唇が花を摘む 宵の中
ほんの僅かにちらつかせる無邪気な色香が、暗闇に浮かび上がる。