erika

心が引き千切られるように、切ない。
裏切りと孤独の花、ERiKA。嗄れた喉で彼女は歌う。


知らない街で一緒に暮らそうよ
箱にしまって大事にしてあげる
ココじゃないドコかへ。ダレもいないドコかへ。
甘言を耳元で囁いたのは、誰だった?
そんなふうに愛したのは、誰だった?


もっともっと上手に出来た筈だ
もっとずっと近くに居たかった
それだけのことが、どうして叶わない。


いつか見たこの世界は
ねぇ孤独の中君だけを見てたんだ
だけどそれももう終わったんだ。
幾重もの窓の向こう、雨は降りやまず、孤独の音を知る。