真実夢メモって何やねん。突っ込んだ時にはもう遅い、PELIE氏の術中に嵌っているのだ。
PELIE氏の特徴は、初音ミクをどこまでも電子の存在として扱うことだ。
冷酷なのではない。ヒトとVOCALOIDの決定的な差異を見逃さず、曲の中で際立たせることで、彼女にしか歌えないsongに仕上げる。
だが、感情を排することはしない。作為的な声の震えと、そして躍動的な歌詞によって彼女は朗々と演じてみせる。
全ての私は一人 多面性の一人芝居
皮肉っぽく、メタフィクショナルに。
早々に訪れるわ 巡り会いや暇乞い
狂い咲く花が散って 私は灰になる
