warning

ゆめくらげ氏のターミナルは、その警告音めいたイントロからして引きずり込まれる。


そこに鼓動のような低音が加わり。高まっていく緊張感。
突然、ぶわっと押し寄せる波に攫われそうになりながらも、警告は続く。
ピアノが容赦なく胸を叩く。耳を澄ませと。一つ残らず聴き取れと。


瞳孔を広げた夜が
碧錆びた言葉で黒を隠すから
麻酔が冷めるまで
耳鳴りで優しく囁いて


最後に聴くのは、頭上の微かな星のようにチカチカと瞬きを繰り返す音色。
甘く響きを残す耳鳴りのように。