2014-06-29 downpour 楽曲 灰ノ詩は情緒不安定な曲だ。 思い出を懐かしむように甘く歌っていたと思ったら、痛みに引き攣ったように激情を訴える。 リンの悲しみが、驟雨でも洗い流せないほど身と心に沁み付いた悲しみが聴こえる。 この雨が慈愛というなら いなくなれ 強く強く、刺し込める叫びに痺れる。 瞼を焼いたのは明けか夕暮れか 零れたメチルアルコールの蜃気楼 どれだけ慰めても灰は灰へと帰る それだけが、最後に残った真実。